Blog

年男がやってくる

十二年に一度、それはやってくる。
私は卯年生まれなので本年は年男です。それを迎えるとともに「年男原稿」の依頼が前年暮れに舞い込みます。業界の会報に載せるためのものですが、歯科医師会には県の歯科医師会と市の歯科医師会があり、どういうわけか両方から年男の抱負を書いてくださいと求めてきます。それぞれ別の方々にお配りする会報なら良いのですが、山形市地区の会報なのになぜか県内各地の歯科医院にもお届けするため、ほとんどの読者は重なることになります。それなのに年男原稿をどちらか一方に集約することもなく、「私たちだけ年男特集しますよ」的な依頼がきてしまうのです。同じ内容で両方に出すことも出来ず、無い知恵を振り絞って書いております。というか書きました。抱負なんてそうそうあるものでもないのにね。
年末年始になると当然のように干支がもてはやされます。世の中にはウサギが溢れ、可愛らしいイメージも相まって卯年の人は愛されキャラだと言われ、さらには飛躍の年とも言われています。しかしみなさん、秋頃になると「今年はなに年だっけ?」なんてことが結構ありますよね。そこで卯年の私が何を書いたかというと、雑感とか日頃の出来事とかを、きらピカのコラムみたいに書いて提出したんですよ。結局いつも通りなんです。堅い会報の、さらに堅い新年の、最も堅い会長挨拶などの後に、ちょっとだけリラックスするようなものが混じっていても良いかなぁなんて思ってね。今年の抱負とか年頭所感、卯年とはかけ離れた内容でしたけど。
さぁ、今年も笑顔でスタートです!

歯学博士  沼澤 孝典