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載帽式

先日、山形歯科専門学校の戴帽式が行われました。
歯科衛生士科の二年生が、これから県内各地の実習施設において臨床実習を行うのですが、その直前にやる儀式のようなものなんです。私は講義などしている立場上、ナースキャップを一人ひとりに被せるお役目を毎年やっていますが、今年の子達も希望に満ちた目でキラキラと輝いており、とても微笑ましく心地よい緊張感がありました。 私は笑顔で戴帽してたつもりでしたが、テレビニュースでご覧になった方々からは、なぜかニヤケてるとのご指摘を受けました。(^o^)
ところで、このナースキャップ。現在ほとんどの歯科医院で使ってないんです。実は、病院の看護師さんたちも使っていないところが多いそうなんです。 理由は様々でしょうが、時代の流れなんでしょうかね。 ちなみに当院では開業当初から使用しておりませんでした。しかしながら、この戴帽式という儀式は、これから臨床の場に出ていく者の心構えとして、看護の精神を粛々と受け継ぐ場として、神聖な雰囲気を全校生で感じることに意義があったと思います。
10月からは、当院にも実習生がやってきます。 彼女らはとても緊張していることでしょうから、お会いになりましたら応援の言葉を一声かけてやってください。

歯学博士  沼澤 孝典