最近、釜めしがマイブームである!
と、今回は釜めしについて熱く語ろうと意気込んでみたのですが、スタッフの娘(高校生)から「マイブームって何?」と返されてしまいました。アララ、マイブームという言葉は古いのでしょうか。「今、釜めしにハマっている」と言うのだそうです。”嵌まる”というと騙されて罠にかかる意を連想してしまう私としては、なんかしっくりしないし気分が盛り上がってこない。果たしてハマっているものを熱く語ることなど出来るのでしょうかねぇ。
そういえば、「推し」という言葉も気になっていました。推薦という言葉の変化形だとは想像できるので、「神推し」「推し被り」「推し変」この辺りまでは何となくわかります。でも、上級編の「箱推し」「推し増し」って何?食べ物屋さんなの?って訊きたくなります。
推しを表現する際に「エモい」という言葉もちょくちょく耳にします。感動することを意味するそうですが、私の年代だと「キモい」の類語かと思っちゃいますよね。文字面も似ているし。ここまでくると単語から覚えなさいと言われているようで、「第2日本語」を目の当たりにしている異邦人のようです。
そうそう、最近はテレビでも「バズる」という言葉がよく使われています。SNSなどでアクセス数が爆発的に伸びたり拡散したりすることを言うのだそうですが、語源は英語のBUZZだとか。”がやがや言う、噂になる”、という意味があります。でも私はBUZZといえばディズニーのトイストーリーに出てくる「Buzz Lightyear(バズライトイヤー)」が真っ先に浮かんできます。そういえば、バズもボタンを押されると「無限の彼方へ!さあ行くぞ!」なんて言ってたなぁ。なるほど、バズ自身はあのころから無限の彼方へ“バズって”いたんですね。
歯学博士 沼澤 孝典
(追記:上記文中のわからない言葉はスタッフにお尋ねください)