先月1日に、末娘が高校を卒業しました。
私はPTA会長を務めていましたので、最後の会長挨拶を終え「ふぅ~、やっと終わった・・・」と自分も卒業したつもりになっておりました。ところが、4月7日の入学式でも来賓として招かれご挨拶をすることになっていたのです。運営上の引継ぎ手続きによる居残りとはいえ、私だけ留年したような気分です。娘やその友だちが聴いているわけでもないので、なんとなく気合いが入らず、入学式に臨んだダメダメ会長なのでした。
入学式場の体育館には、制服に吊るされたようにピカピカの新入生が並んでいます。その姿を見て、私も背筋がピィーンと伸びました。「あ~、やっぱり・・・」子どもたちのキラキラした真剣な眼差しに圧倒され、私もギアを入れ直して会長挨拶をさせていただいたのです。
その祝辞に感動して泣きじゃくる子もいたり・・・・するはずも無く、それでもまぁ、3年間も挨拶ばかりしていると、何とかなるものですね。
それにしても、希望に満ちた笑顔というのは、目元も、口元も、力強さと輝きがあり、思わず「美しい!」と感じてしまいます。私は職業柄、どうしても口元に目がいってしまいがちですが、その美しいスマイルラインは完璧なんですょ。
カ・ン・ペ・キ!!
若者よ! 輝く未来に向かって、大いに羽ばたけ~!清々しい入学式でした。
歯学博士 沼澤 孝典