新年早々こんな話もどうかと思ったのですが、昨年秋に新庄に住む父が亡くなりました。享年90、満88歳。大往生です。
ん?あれ??あれあれ? 享年と満年齢に2年も開きがある。なぜなぜ??
私は知らないことが多すぎるということを、還暦を迎えた今になって気が付きました。というか思い知らされました。祖父や祖母の時も、母が亡くなった時も父が届け出などを全てしていたので、お恥ずかしながら死亡届さえ見たことが無かった私です。初めての経験する事ばかりの日々が続きます。
死亡届、埋葬許可証、御血脈、葬儀日程、お寺さんの手配、御布施、親族への連絡、などなど。霊安室からそのまま通夜室に連れて行かれ幽閉されていた私ですが、仏事に精通した心強い親友がいてくれたおかげで、全て指示通りに動いていたら葬儀から四十九日法要まで終わっていました。友達って有難い。
葬儀関係以外でも、国民健康保険資格喪失届、介護保険資格喪失届、年金受給停止、確定申告、相続登記、相続税申告、などなど、これでもかと届出の期日が迫ってきます。父の場合、歯科医院開設者死亡届、支払基金や国保連合会への死亡届、などが追加で必要であり、そして何より歯科医師免許証の返納が必要であることを40年ぶりに思い出し焦りました。
そんな私のことですから何度も何度も市役所や町役場、保健所、厚生局をバタバタ駆けずり回る日々が続いております。一か所で済めばいいのになぁと思いつつね。マイナンバー制度が出来たこのご時世早く一元化されないものかと期待するところです。
歯学博士 沼澤 孝典