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夏至

一年の中で明るい時間が最も長い日が夏至であります。
私は、この時期が一番好きです。朝、明るくなるのが早いので、一日が長くなったような錯覚をして、ちょっと得した気分になるからです。気分もアゲアゲ。
それに比べて、夏至を過ぎると真夏でも夕暮れが早く訪れるようで、夕焼けが物悲しく感じてしまいます。仕事を終え家に帰ってから息子とキャッチボールが出来たのに、夏至を過ぎると加速度的に暗くなるのが早くなり、ボールが見えなくなった記憶があります。それも十数年前のことになりますが。
冬至に向かう秋の日々は、なぜだか曇天のイメージが強く、気分的にも憂鬱になってしまいます。というわけで、個人的に秋は嫌いになりました。
それと比べて、落ち込んだ気分が底値の冬至を過ぎると、朝6時半でも暗かった冬の朝を脱し、気分も少しずつ上昇します。日の出とともに目覚める私は、日ごとに起床時間も早くなります。積雪もピークでメッチャ寒い1月下旬でも、朝の明るさは「もうすぐ春」を感じさせてくれて、それだけで気分が明るくなっていきます。
何ごとも気の持ちようなんですけどね。
さぁ、これから暑い夏です! 物悲しい夕焼けを満喫しましょう!

歯学博士  沼澤 孝典